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WISTORY 管理人日記/悩ましいワインの持ち込み

管理人コラム

日記デザイン

悩ましいワインの持ち込み

2016-10-31

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ワインバーならワインを売るのがメインだから、ワインの持ち込みなど考えもしないのだけれど・・・。ことレストランとかホテルとなると、非日常だからこそ、ワインも含めて満足したいという気持ちが強くなるのは私だけでしょうか?

今回某ホテルにワインを持ち込んだ結果、予想していなかった出来事があり、考えてしまいました。それというのも、一つには「ワインを持ち込む」という習慣がまだイレギュラーであることと、二つ目にはワインを持ち込みたくなるような「店側の品ぞろえと値付け」が原因しているように思われるのです。

2番目の「店側の品ぞろえと値付け」が満足行くものなら、持ち込もうなどと考えずに済むのですが、悲しいかな、日本では一流のフレンチの店でも、すべてのお客がそこそこ料理にふさわしいワインを注文してくれるわけではないので、ストックするワインに限界があるのも、ソムリエさんが本当にしたい品揃えができないのも分かります。それが辛いですよね。

このサイトを始めて間もない時に、持ち込み料300円のイタリアンのお店のことを書いたことがあります。実に有り難いお店でした。すごく割り切っておられたわけですよね。お客の事を考えてワインの品ぞろえに苦労するくらいなら、気軽に持ち込んでもらって、料理の方で儲けたらいいという割り切りです。300円は破格ですが、そういう割り切りをしておられる料理自慢のお店はいくつかあります。

以前ある有名なホテルの場合、「お部屋に持ち込むのはどうせ管理しきれないから自由です。」といってもらったので、グラスから道具一式持ち込みました。

今回はホテルのレストランで、フレンチのディナーの時に飲むワインを持ち込んだ話です。事前に電話で確認したら、持ち込み料は1本につき3000円で持ち込みOKとのことでした。飲む2日前に到着するようにクール便でホテルに2本のワインを送りました。

ここからが問題なんですが、このワインについて、ディナーの席で誰が説明をするべきか? という部分です。今思えば、説明はソムリエさんなりサービスする方からしてくださいと事前にお願いしておくべきだったと思います。が、それをしなかった状態で、ワインについてちょっと説明してくださいと頼んだら、「こちらはシャンパーニュですね。」と言っただけだったのです。予想外の説明にとっさに頭が回転しなくて、「えーっと私何を送ってましたっけ?」と言ってラベルを見て、私から補足説明をすることになりました。

持ち込んだんだから、持ち込んだ人がすべきだろうという考え方もあるし、いややっぱり、専門家である店の方から説明してもらうといいという考え方もあるのではと思います。その辺も考慮して、私はその店のワインリストにあるブランドのもうワンランク上のアイテムを選んでおいたんですけどね。それなら試飲した事もあるだろうし、ラベルを見ればわかるだろうと。

今回の件は結論から言うと、事前に店側と細かく打ち合わせておくべきだったわけですね。

私は一消費者で、それほど頻繁に持ち込みばかりやっている人ではないので、持ち込みに関しては経験不足です。15000円もするディナーを出すんだから、ワインの説明なんてちょちょいのちょいだろうと思い込んだ私がバカでした。




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