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WISTORY 管理人日記/Tilleul シナノキの花のアロマとは?

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Tilleul シナノキの花のアロマとは?

2014-10-01

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ピクプールというぶどう品種に関する記述の中に、「白い果物や白い花のアロマ - サンザシ、シナノキ、アカシア -」と書いてあった。
この中で私がよく知っている香りはアカシアの花の香りだけだ。サンザシは日本にもあるからそのうち経験できるだろう。問題はシナノキだった。シナノキはボダイジュとも呼ばれる。

シナノキといってもフランス人が言うのだからセイヨウシナノキまたはセイヨウボダイジュのことだろう・・・ということで、私はわざわざ京都府立植物園まで行ってその木を見てきた。今は花の季節ではないので、幹と葉の香りは嗅いだけど、ほとんど香りはなかった。

そこでアロマショップへ行って聞いてみたが、葉を原料にしたお茶はあったけど、当然ほとんど香りはなく、花のエッセンシャルオイルを扱っている店が見当たらなかった。

その時点で私は百貨店のワイン売り場へ行って、ソムリエバッジをつけた人に「シナノキの香りってどんなのですか?」と聞いてみた。ほとんど期待はしてなかったけどね。そうすると、やはり知らないとのことで、ワインメーカーから香りのサンプルを取り寄せましょうか?という。
いや結構ですといって、その後ネットでエッセンシャルオイルを探して取り寄せた。ネットですらなかなか扱っていない。

その香りは・・・昔、『フローリス』という英国王室御用達の香水の中に「白い花だけを集めた」というのがあったのだけれど、正にその香りだった。

お花屋さんで、キンギョソウとか、白いバラとか、あと何かなあ、ともかく白い花ばかりでブーケを作ってもらったら、同じような香りがする。とても甘くて鼻腔の奥にねっとりとくっつくような香りだ。

ピクプールで造られたワインでそうした白いい花のアロマを感じたかと聞かれると、ごく僅かあったかも知れないと答える他ないんだけれど少なくとも今後私はシナノキの香りがしたら、認識できるようになった。

ソムリエバッジをつけておられる方は、是非ともこれくらい研究してね!
(写真は、ウィキペディア掲載のセイヨウシナノキ)




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