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和食に合うワイン、フレンチに合うワイン、それだけで美味しいワイン

2014-01-21

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ワインが美味しくて、料理が美味しいことが、まずワインと料理を合わせる最低条件である。

何を今さらという感じだが、大切なことだ。その上で・・・。
やはり、和食に合うワインとフレンチ(やイタリアン)に合うワインは少し違うということを最近は痛感している。

● フレンチで美味しかったワインが和食には強すぎる
● 和食で美味しかったワインがフレンチでは物足りない

やはり、和食というのは油気も少ないし、上品で繊細な味わいのものが多い。あまりエキスの濃いワインを持ってくると、その繊細な料理の味わいをじゃましてしまう。

フレンチの時にちょっと水っぽいかなと感じるくらいのが、和食にはいい。

鶏が先か卵が先かはともかくとして、以前「丹波ワイン」というのが和食に合うことを標榜し、京料理の名店などに置かれていると言っていたが、なるほどそうだろうと思う。
やや水っぽく感じたが、バランス的には良かった。

● 日本料理は案外甘いものである
● 西洋料理の多くは甘くない

年末におせち料理を作りながら大量のみりんが消費されていくのをあらためて実感。出来上がってしまうとあまり感じないけど、含め煮的なものは案外甘みがついている。すき焼きならもっと甘い。
もしこの甘い料理に甘味の強いワインを合わせたらどうなるか?
料理を食べたときに、ものすごく水臭く感じる。否、素材の持ち味などが感じられなくなるだろう。

日本酒にしても、吟醸酒等の中で濃厚で強い主張を持つタイプのものは、塩辛やからすみのような珍味的なものには合うが、寿司には合わない。寿司には淡麗な方がいい。

おそらくワインも淡麗・・・軽いけど麗しいものが和食には合うのだと思う。

それだけで美味しいワインのほとんどは、美味しいフレンチに合う。しかし、デザートワイン的なもので、フレンチにも合わないワインもある。

結論
それだけではちょっと頼りないけど、嫌味の無いワインに遭遇したら、和食と合わせてみよう。
(写真は、神戸ベイシェラトンホテルの日本料理「神戸 若竹」の昼食)



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