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「1級畑」に騙されてはいけない

2012-04-25

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Chablis 1'er Cru Fourchaume Domaine Alain Geoffroy
日頃、毎日のワインだから2000円以下くらいのワインを購入することが多い。しかし、やはりその価格帯だと美味しさにも限度がある。

ということで、たまには少し贅沢をしようと1級畑のシャブリを買ってみた。

シャブリはフランス国内でも昔から割高である。牡蠣にはシャブリというのが有名になり過ぎて割高になってしまったのだろう。

今、日本で3000円台・4000円台といったワインは、非常に中途半端である。2000円未満のデイリーワインと、6・7千円以上、いや万を超える高級ワインに二極化しているように思う。

1級畑というからには、それほど間違いはないだろうと思って買ったけど、これが大きな間違いだった。中国が豊かになってワインをたくさん買うようになってから、有名銘柄や、特級畑・1級畑など格のついたもの、パーカーさんなどが高く評価した銘柄はやたらと高くなった。

「○○畑」で保障されるのはテロワールだけだ。ぶどうの栽培や収穫時期、搾汁から発酵・熟成など残された条件が沢山あるから「○○畑」だからといって、必ずしも素晴らしいワインができるとは限らないのだということを、今回思い知った。

以前、同じ作り手の1級畑ととなりの級のついていない畑のワインを飲み比べたことがある。その差はわずかだった。

普通、せっかくの級付き畑なんだから、ワイン造りもある程度丁寧に美味しく仕上がるようにやるはずなんだけど、だめな場合もあることを今回は思い知ることになった。



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