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チーズの関税が下がるというけれど・・・

2017-07-07

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EUとのEPA交渉が大筋合意したとの報道が踊っています。最後まで駆け引きが続いたと言われるのがチーズでしたね。ワインの方は1本93円の関税が即時撤廃とのことです。

チーズの関税は確かに高かったんですねえ。フレッシュチーズは35%と書いてあります(財務省貿易統計・実行関税率表より)。それにしても、15年もかけて税率を下げていくという気の長い話です。そんなにちょびちょびだったら引き下げ効果を実感することは難しそう。

円安誘導で、今や1ユーロは129円(今日)です。かつて90円だった時と比べたら約1.4倍。撤廃したって円安分をカバーできないわけです。

首都圏ではどうだか知りませんが、関西圏では輸入チーズ売り場は質的に下降傾向にあるように感じます。先日もウオッシュタイプのチーズを買おうと思ったら、たまたまかも知れませんが、高級スーパーにもなくて、村の百貨店(都心ではない)にもなくて、5㎞以上離れたチーズ専門店まで買いに行かなくてはなりませんでした。他のチーズも売値を安く見せるために、やたら小さくカットしてあったりするし、結局は売れ筋?のクリームチーズやカマンベールに棚を割いて、バラエティは少ないし・・・。

そもそもバブル以前から、多くの業者さんがチーズの普及にチャレンジなさるのを見ましたが、ほとんどが失敗に終わったようにお見受けします。例えば、住宅地にチーズ専門店がオープンしたこともありますし、百貨店が立て替えられた直後に立派なチーズ売り場ができたこともありますが、どれも失敗に終わっています。

家庭内でも、結局輸入のナチュラルチーズを食べるのは私だけだったりします。またチーズはカロリーも高いので、私などはあまり頻繁に食べない傾向にあるので、たまに食べる時は多少高くても気にならないのですよ。

EPA交渉での騒ぎをよそに、もうひとつピンと来ないというのが正直な所です。



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