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管理人コラム

日記デザイン

チョーク(craie)ってどんな石?

カテゴリー:ワインの科学

2014-10-29

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※昨日書いたときに間違いがあったので、修正します。

ぶどう園のテロワールの説明には、さまざまな岩石の名前が出てきますね。

最もよく登場する石灰岩は、大理石としてや、鍾乳洞で見られるので、イメージできるはず。元になっているのは貝殻などで、元々そこは海だったということになります。

泥灰岩(マール)は、石灰質と粘土質のものが混じって固まったもので、読んで字の如しです。

花崗岩もよく出てきますが、これは墓石や建材として使われることが多いので、イメージできるはず。いろいろな種類の結晶が押し固められたようなブツブツの模様になっていますね。これは火成岩で、マグマがゆっくりと冷却されるうちに結晶ができて、あのような姿になったものという説が有力だそうです。

玄武岩も日本には沢山あるので、見たことがあるという方も多いはず。兵庫県にある玄武洞が有名です。

さて、私がもうひとつはっきりとイメージできなかったのがチョークとか白亜とか記載されるもので、フランス語ではcraieと記載されたものです。
カルシウム化合物が結晶せずに固まったものとのことで、石灰岩の変種。黒板に字を書くときに使うチョークの語源となっている。

写真は、化学同人・ネイチャーガイド・シリーズの「岩石と鉱物」より拝借しました。テロワールを意識する方は、1冊くらいこのような本を手元に置いておくべきでしょう。

詳しくは、あらためて書きますね。


日記デザイン

シャンパーニュの中の3つの産地

カテゴリー:その他

2014-10-08

写真


シャンパーニュも近年は元詰農家が増えていて、それがシャンパーニュの中でどの場所にあるかというのが話題に上る。ふむふむと聞いていても自分の頭の中で地図が浮かんでいるかというと否…というのが正直なところだったので、一度整理をしてみたいと思う。

シャンパーニュというと、自然公園となっているモンターニュ・ドゥ・ランスの森をはさんで、北側に地域の中心地であるランスの街が、南側にはエペルネの街がある。

■ Montagne de Reims モンターニュ・ドゥ・ランス

 場所: ランスの街を東西に横切って流れるヴェーラ川(La Vesle)の南側に東西に広がる
     (黄緑色のところ)
 ぶどう品種: シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ
 土壌: 白亜紀の終わり~始新世

■Vallée de la Marne ヴァリ・ドゥ・ラ・マルヌ

 場所: エペルネのところを流れるマルヌ川(La Marne)の両岸で、一部分を除けばエペルネより西側
     (肌色のところ)
 ぶどう品種:ピノ・ムニエ、ピノ・ノワール、シャルドネ
 土壌: 白亜紀~始新世

■ Côte des Blancs コッテ・ブロン

 場所: エペルネの南東側に南に向かって広がっている。
     (グレーがかった緑のところ)
 ぶどう品種: シャルドネが95%
 土壌: 白亜紀のカンパニア階(チョーク)~ルテシアン階(泥灰岩)


これ以外にも産地として分類されている場所はあるが、主にこの3つの名前を覚えておくといいようだ。

最初の2つの地域は、西部ではピノ・ムニエが主に栽培され、中央部はピノ・ノワール、東部でシャルドネが主に栽培されている。それは土壌と気候に適した品種だからとのこと。
大手のメゾンはこの東西に広がる地域に飛び飛びに畑を持っていたり、仕入先を持っている。

※ 地図はウィキペディアより


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ジャケ買い提案か? 考えましたね!

カテゴリー:ワインショップ

2014-10-02

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先日ライフというスーパーへ行きました。個人的には通常行かないスーパーなのですが、この日は仕事でリサーチに行った(ワインのリサーチではありません)のです。

そこで、ぶらっと店内を歩いていて見つけたのがワインの「ジャケ買い」を提案する棚。エンド棚でしたけど、稲葉さんが仕掛けておられるようでした。一応、何本か裏ラベルを見たら、全部、稲葉さんのインポートでした。

結局私はここで、イノシシのラベルのバルベラを買ってみたわけですが・・・これはピンポーン(あたり)だったけど、ネットで買えばもっと安く買えたみたいなので悔しい。

普通の人にとって、ワインの銘柄をおぼえるのは難しいことですから、トンボとか、牛とか、ミミズクとか、有名な絵とか、超斬新なデザインとかを目印にするのはアイデアだと思うので、面白い企画だと思いました。


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Tilleul シナノキの花のアロマとは?

カテゴリー:その他

2014-10-01

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ピクプールというぶどう品種に関する記述の中に、「白い果物や白い花のアロマ - サンザシ、シナノキ、アカシア -」と書いてあった。
この中で私がよく知っている香りはアカシアの花の香りだけだ。サンザシは日本にもあるからそのうち経験できるだろう。問題はシナノキだった。シナノキはボダイジュとも呼ばれる。

シナノキといってもフランス人が言うのだからセイヨウシナノキまたはセイヨウボダイジュのことだろう・・・ということで、私はわざわざ京都府立植物園まで行ってその木を見てきた。今は花の季節ではないので、幹と葉の香りは嗅いだけど、ほとんど香りはなかった。

そこでアロマショップへ行って聞いてみたが、葉を原料にしたお茶はあったけど、当然ほとんど香りはなく、花のエッセンシャルオイルを扱っている店が見当たらなかった。

その時点で私は百貨店のワイン売り場へ行って、ソムリエバッジをつけた人に「シナノキの香りってどんなのですか?」と聞いてみた。ほとんど期待はしてなかったけどね。そうすると、やはり知らないとのことで、ワインメーカーから香りのサンプルを取り寄せましょうか?という。
いや結構ですといって、その後ネットでエッセンシャルオイルを探して取り寄せた。ネットですらなかなか扱っていない。

その香りは・・・昔、『フローリス』という英国王室御用達の香水の中に「白い花だけを集めた」というのがあったのだけれど、正にその香りだった。

お花屋さんで、キンギョソウとか、白いバラとか、あと何かなあ、ともかく白い花ばかりでブーケを作ってもらったら、同じような香りがする。とても甘くて鼻腔の奥にねっとりとくっつくような香りだ。

ピクプールで造られたワインでそうした白いい花のアロマを感じたかと聞かれると、ごく僅かあったかも知れないと答える他ないんだけれど少なくとも今後私はシナノキの香りがしたら、認識できるようになった。

ソムリエバッジをつけておられる方は、是非ともこれくらい研究してね!
(写真は、ウィキペディア掲載のセイヨウシナノキ)


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日仏コラボ クセになるかも、野沢菜フランス

カテゴリー:ワインと料理

2014-09-26

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今日、阪神百貨店の食品売り場を通り過ぎる時に発見して、思わず買ってしまった「野沢菜フランス」。
ル・ビアンというパン屋さんは、明太子フランスも人気で、百本のオーダーで積み上げられている。そして、その隣にあったのが野沢菜。

食べてみました。ウームちょっと違和感有りか?と思いきや、クセになる味。これはヒットしますよ~。ワインのお供にもいいと思います。


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2014-10-29
チョーク(craie)ってどんな石?


2014-10-08
シャンパーニュの中の3つの産地


2014-10-02
ジャケ買い提案か? 考えましたね!


2014-10-01
Tilleul シナノキの花のアロマとは?


2014-09-26
日仏コラボ クセになるかも、野沢菜フランス


2014-09-22
衝撃的だったPicpoul de Pinet


2014-08-18
ワインに合う缶詰が増えてきた


2014-07-25
Château de Parnayの変わったぶどう栽培


2014-07-10
情報は幅広く仕入れねば・・・


2014-07-02
ぶどう品種の本 Le Goût des cépages



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