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管理人コラム

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ワイン祭に行くには予習が必要だったのだ

カテゴリー:ワインショップ

2015-10-29

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私は一ドリンカーであってプロではない。だから、ワインにかけられる時間は限られている。

そんな中で、今まで何度か登場した「阪神大ワイン祭」に行っても、ほとんどワインを買ったことが無かった。ただぼーっと行って適当に試飲しても、コレというワインに出会わないからだった。

催しが始まる10日ほど前にDMが送られてきて、そこには出品されるワインリストがついている。56ページに渡り、試飲のできる700種類以上のワインリストが展開される。名前、産地、セパージュ、味わいなどが書いてあるのだ。

そこで今年は予習をして、あらかじめ試飲するワインを決めてから行くことにした。テーマは、珍しいセパージュのワインである。

試飲する予定のワインに○印をつけたリストを片手に現地へ。そして、ページの若い方から片っ端から試飲した。この方法は超おすすめだ。何といっても短時間に無駄なく試飲ができる。

その結果今回は12種類・12本のワインを注文した。

今回は「神の雫」とのコラボイベントということもあり、初日・平日の午前中でも写真のような大盛況である。やっぱし漫画の力はあなどれない。


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小豆島の醤油蔵巡り

カテゴリー:その他

2015-10-14

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ワイナリーツアーならぬ醤油蔵巡りをしてきました。所は小豆島。

■ 醤油こそ小豆島の産業では?

知人に醤油蔵巡りの話をしたら、小豆島はオリーブのイメージで醤油のイメージなんか無かったと言われた。それ以前に、何人かの友人に小豆島へ醤油蔵巡りに行かない?と誘っても、誰もピンと来ないようだった。

実は小豆島には、狭い地域に沢山の醤油蔵が残っていて、今もそれぞれ醤油を造り続けているのだ。

多くの蔵では木樽を大事に使っていて、蔵には酵母菌や乳酸菌が住んでいて、蔵を建て替えると味が変わるのでちょっとずづ修理しながら使っているとのこと。蔵へ行くと醤油の香りが充満している。

複数の醸造家が出資して共同で仕込みの前段階の行程をやる会社を作ったりしていて、醸造業であるワインと通じるものがある。

利き醤油もをさせてくれる蔵もあり、もちろん見学もできる。

小豆島は耕地が少ないので、米をよそから買わざるを得なかった。買うためのお金をどうやって工面するか? その答えが醤油だったのだ。得意の海運で、九州などから原料となる小麦や大豆を運んできて、島でとれる塩を使って醤油を造り、船で大阪や京都に運んで売るというビジネスモデルを確立したのだ。

現在は観光・オリーブ・みかんなどの産業もあるが、醤油と、その醤油を使って作る佃煮は今も重要な産業だ。

■ 案外多かった蔵巡り客

私の周囲ではあまりウケなかった醤油蔵巡りだが、実際に行ってみるとかなり多くの人が来ていた。しかも若い。

幹線道路からかなり奥に入った山の麓のヤマロクという蔵にも、次から次と見学者が来ていた。熱心に質問する20代の男性が印象的で、話題は新しい樽で仕込んだもろみのこと。樽は100年・150年と使い続けていて、新樽での仕込み方はその家の記録に残っていなかったとのこと。悩んだ末に、古い樽でできた醤油を新樽に塗りこんでから仕込んだと蔵人(女性)が話していた。舐めさせてもらうと、新樽の醤油は丸みに欠ける感じだった。

1日ではとても全部回りきれなくて、それでも1軒1軒ゆっくり見たり利いたりする暇もなかったことが悔やまれる。機会があればもう少しゆっくりと巡ってみたいものだ。


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カオールを久しぶりに飲んで

カテゴリー:ワインの成り立ち

2015-10-09

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1980年代、安くて旨い赤ワインと言えば「カオール(Cahors)」だった。今でこそ、世界中から比較的安くて旨いワインが日本に入ってくるが、当時はそれほど種類が多くなかった気がする。

■ カオールは何処?

地図でいうと、ボルドーのある大西洋側から斜め右に直線を下ろして地中海まで線を引くとしよう。その線の大西洋と地中海の丁度真ん中あたりにカオールはある。だから、カオールは大西洋と地中海の両方の影響を受けるらしい。

しかし、カオールを流れるロト(Lot)川は、ボルドーで大西洋にそそぐジロンド川の2つの支流のうち、南側に分かれるガロンヌ川のそのまた支流である。

■ 強烈に蛇行するロト川

図はカオールAOCの公式サイトである。中央にうねうねとした水色の線が見えるのがロト川。蛇行しながらゆっくりと流れているようだ。そのおかげで、ロトの谷には水蒸気が放出されて、夜間のぶどうの熟成に貢献しているらしい。元来、ボルドーよりも降水量が少ないとはいえ、この水蒸気が調整役を果たしているという。

■ マルベックと黒ワイン

ここで栽培されるマルベックは非常にタンニンが豊富で発色が良く、そこへもってボルドーよりも乾燥した気候で収穫期に暑くて乾燥した風が吹き、果汁が凝縮された実が収穫できるから、濃厚なワインができる。Vin Noirと呼ばれるほど濃いということだ。

カオールがAOCとして認められたのは1971年である。実はこの地では2000年前からローマ人がやってきてワイン造りを始めたといい、フランスの貴族であったアンジュー伯アンリが1154年にイングランド王になる頃には現在のイギリスへカオールのワインが輸出され、大変人気があったらしい。しかし、フィロキセラ禍でほぼ全滅し、再びマルベックのぶどう園が回復してAOCを取得したのが1971年だそうだ。

■ マルベックによる差異化

アルザスのワインや、IGP以外のフランス・ワインにはぶどう品種が表示されないのが一般的だった。しかし、現在のカオールのAOPワインにはぶどう品種である「Malbec」の文字が表記されている。

カオールはマルベックに誇りを持ち、近くのボルドーに対する差異化という意味でもいち早くぶどう品種をラベルに表示し始めたという。そして法律が後追いする形で、2012年からAOPワインに品種の表記が認められるようになったそうだ(出典:Le Goût des cépage)。

単にリーズナブルだからとカオールを飲むのではなく、カオールを飲むという事は、マルベックを飲むということだと思いつつ、歴史や蛇行する川に思いを巡らせながら飲んでいきたいと思う。


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ついにチョイ飲みがメインになった阪神のイタリア祭

カテゴリー:その他

2015-09-08

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以前、イタリアフェアをやっている時に、アフター5にふらっと会場に行ってみると、えらいことになっていた。

立錐の余地が無いくらい会社帰りのビジネスパーソンがいて、ワイワイとワインを飲みながら、小皿のイタリア料理を食べていたのだ。普段、あまりアフター5に催し会場に行くことのない私はびっくりした。いつもこうなんだろうか?と。

そしたら、ついに、明日から始まる催しは、立ち食いチョイ飲みがメインになってしまっているではないか!!

はたして、朝・昼に立ち飲みする人がどれくらいいるかは疑問だけれど、あの光景を見た店の担当者なら、こういう企画を試したくなるのもわかる。

ちなみに、他の物産展の時も、アフター5はほとんど夜店感覚で利用されていた。


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自分の舌・ワインの品質

カテゴリー:データ分析

2015-08-28

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最近、ワインを買っての「ハズレ」が減ってきたような気がする。

ちなみに、このサイトを始めてからの年ごとの平均点を集計したら、グラフのようになった。

買い方が変わったのかというと、多少は変わったかも知れない。実店舗ではなるべく試飲してから買う。ネットで買うときは、産地やぶどう品種(それもレアなもの)を絞って買う傾向が強くなっている。以前は「まとめ買い」のうたい文句を試してみようとしたこともあった。

ただ、原因は買い方だけだろうか? はたまた、自分の評価基準が緩くなったのだろうか? そんなことは無いはずなんだけどなあ・・・。

一つには、インポーターさんの選択眼(口?)がどんどん向上しているのではないか?

もう一つは、作り手の技術の向上や、設備の向上だろう。

この二つによって、日常購入できるワインの平均的な質が上がってきたのではないかと思う。


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2015-10-29
ワイン祭に行くには予習が必要だったのだ


2015-10-14
小豆島の醤油蔵巡り


2015-10-09
カオールを久しぶりに飲んで


2015-09-08
ついにチョイ飲みがメインになった阪神のイタリア祭


2015-08-28
自分の舌・ワインの品質


2015-08-17
スクリューキャップがアイキャッチャー


2015-08-10
SELFISH 不思議な空間・貪欲な日本人


2015-08-10
ついにここまで来たか? 「寿司」という名のワイン


2015-07-15
メジャーじゃない品種に目を向けるために・・・


2015-07-10
ソムリエと薬剤師



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