ドイツワインの情報が少ないのは? カテゴリー:データ分析 2021-04-15
ドイツワインの情報が少なくてなんでだろう?と調べてみたら、やっぱり生産量が少なかった。
表は、OIVが2020年10月に発表した「ワイン生産量2020」を元に作成したもの。単位はmhl(ミリオン・ヘクトリットル)である。
1位イタリア47.2、2位フランス43.9、3位スペイン37.5(いずれも2020年予測)に対して、ドイツは8.9でイタリアの約5分の1となる。
以前紹介した書籍『土とワイン』で紹介されている地域もフランスが中心でドイツではモーゼルのみが紹介されている。
まあ、この表を眺めて思うことは色々あると思う。例えばイタリアがフランスをしのいでいる事について、イタリアは平地の少ない複雑な地形なのに、フランスよりもたくさん作るのは大変だろうということ。まあ、単位面積当たりの収量との兼ね合いもあるから単純ではないのだけれど・・・。あと、何年か前に中国は自国でワイン生産を増やそうとしていると漏れ聞いたものの、生産量が増えていないのは、掛け声だけだったのかしら?とか。
アルゼンチンなど南半球も5年間でそれほど増えておらず、一段落している感じ。
この表を見ていると、やはりイタリア・フランス・スペインの御三家ははずせないのだなあと思う。
自分の舌・ワインの品質(その4) カテゴリー:データ分析 2021-03-04
前回同様の集計をしたのが2019年の4月だったから、約2年ぶりの分析である。
前回も書いたように、2016年までは順調に向上していて、それ以後は微増減となっている。造り手側では各種の技術や装置などがどんどん導入され、コンサルの指導の下で、消費者(もしくは批評家)に受けるワイン造りのノウハウが拡大したのだろう。
また、インポーターさんのチョイスも向上した結果、ここの10点満点のうち8点、すなわち十分に美味しくてバランスのいいワインに遭遇する確率が高くなったことがうかがえる。
ここからもう一段上に行くには、何らかの個性というか、優等生にプラスアルファした何かを持つワインが増える必要があると私は思う。既に2016年以降5年も経っているのだから、そろそろ新時代の価値観が誕生することを期待せずにはいられない。
統計では案外飲まれているワイン カテゴリー:データ分析 2019-07-10
グラフは、ワインバザールニュースに掲載されていた調査結果です。
調査方法:インターネット調査
調査対象:お酒を「月に1回程度以上飲む」と回答した20歳以上の男女 3924名
集計期間:2019年2月11~13日
このグラフを見ると、週に1回以上ビールを飲む人は55.3%、それがワインだと22.8%。この数字に実感がないなあというのが私の感想です。
ワインを毎日飲む人が4.6%というのは、まあ納得がいく感じです。
国税庁が発表した別の調査では、「1カ月間に飲んだお酒の種類」が、ビール61.2%、日本酒35.5%、ワイン32.5%となっています。3人に1人が月に1回はワインを飲んでいるのか・・・。
私が何故実感がないかと言うと、厳密にカウントしたわけではないのですが、女性の場合はかなりワイン派が多いものの、男性と一緒に飲む場合はなんか大勢がビールなので、ワインを飲みたいとは言いにくい雰囲気があるんですよね。私のまわりの男性が変なのかしら?
まあただ、どんなワインを飲んでいるかまで調べられていないし、例えば私の場合は「飲み放題」なんかに入っているワインは絶対に飲まないけど、多くの人が飲んでいるワインは「ノミホ」とか家のみなら「パックワイン」とかなのかもしれません。
ユニクロのワンピースだってワンピースだし、パックワインだってワインだしってことで、実感がないのだと思う事にしましょう。
自分の舌・ワインの品質(その3) カテゴリー:データ分析 2019-04-24
約2年前に同様の集計をしていて、その後を追跡してみた。
2016年以降、内飲みも外飲みも高いレベルで推移している。2011年当時に比べると、作る方も売る方も、買う方もかなりレベルが上がったようだ。
何回も書いているように、人間の舌はいい加減なところがあるし、点数を付けるのも絶対的なものではないし、ただ、許せるか許せないか、感動があったか無かったかといった部分は、ある程度経験すればわりど揺るぎがないはずだ。
ただ、自分でとにかく点数をつけようとすると、7点の幅、8点の幅はかなり広い。
自分の場合、7点は十分美味しいけれど、もうちょっと何か欲しいという時に付けている。8点はとても美味しいけれど感動とか個性とかが無い場合に付けてる。単なる優等生では8点止まりである。
個性は感動に通じるところがあり、「今までに経験のない何か」を個性と感じ感動するのだ。ただ好ましくない個性もありうる。個性以外の感動は、自分の場合はほぼ香り(アロマ、ブケ)の素晴らしさである。日常1000円台・2000円台のワインを飲む限りでは素晴らしい香りに出会う事は難しい。
メジャーじゃない品種に目を向けるために・・・その4 カテゴリー:データ分析 2019-04-24
同様の表題で書いたのは2017年7月。
実は2018年にも同様の集計を試みたのに、日記にアップしていない。ここに上がっているのは等サイトで平均8点以上のものである。
今回は初登場が多いのと、評価が横ばいが多い。後者はその後その品種を飲んでいないものも含まれる。
これだけ沢山の品種があれば、なかなかすべてを複数回飲むことは難しい。
マイナーな品種をあえて育てる造り手は、それなりにこだわりがあるはずだし、それをインポートしようと言う業者さんも、よく吟味して輸入しておられるのだと思う。
カベルネ・ソービニヨン、メルロー、ピノ・ノワール、シャルドネなど超メジャーな品種は、いいものもあれば、イマイチなものもある。知っているからといって変に安心して買うのではなく、マイナーなものにも目を向けて欲しい。 |
タイトルINDEX (データ分析)
2021-04-15 ドイツワインの情報が少ないのは?
2021-03-04 自分の舌・ワインの品質(その4)
2019-07-10 統計では案外飲まれているワイン
2019-04-24 自分の舌・ワインの品質(その3)
2019-04-24 メジャーじゃない品種に目を向けるために・・・その4
2018-12-13 どの国のワインがお得?
2018-06-13 もうすぐ始まるFIFAワールドカップ
2018-02-09 ピョンチャン冬季五輪開幕&ワイン
2017-07-21 メジャーじゃない品種に目を向けるために・・・3
2017-07-21 自分の舌・ワインの品質(その2)
カテゴリーINDEX
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